心と身体、生き方の総合気療 東京都荒川区の気功治療院
一義流気功治療院

健康へ導く知恵

嘔吐 / 吐き気

嘔吐は排毒症状

 嘔吐は体内毒素を外に出してしまおうとする、緊急措置として起こります。体内毒素とは、身体にとって負担になる物、害になる物を指します。腐った物や菌に汚染された物を摂取した際、体内で解毒・排毒するよりも出してしまった方が良いと判断された時、吐き気と嘔吐が起こります。また成分として毒性の強くないものでも、食べ過ぎて持て余せば毒と同じです。持て余すという意味では、消化器が弱っている時には、少量の食事であっても毒になります。

ストレスなど、精神起因のもの

激しいストレスを受けた時、気持ちの悪い思いをした時などに起こる嘔吐や吐き気も、排毒反応です。心と身体は繋がっていますから、吐瀉物(としゃぶつ)と一緒に心の毒を外に吐き出す事が出来ます。吐いた後に気持ちが楽になる時がありますが、このためです。また過度のストレス状態などでは、交感神経が緊張し、乱れます。とても消化吸収を行える状況ではないと身体が判断すれば、食べた物を外に出そうとします。

乗り物酔い

乗り物酔いによる嘔吐と吐き気は、一般的には自律神経が激しく揺さぶられて身体がエラーを起こすようなイメージで捉えられています。消化吸収は重労働ですから、肉体も精神も落ち着いた状態が理想です。乗り物によって揺さぶられ、自律神経のバランスが崩れた結果、身体が食べ物の消化吸収を断念するのです。そうならざるを得ないという解釈よりも、あくまでも緊急措置として嘔吐が引き起こされると解釈した方が正確でしょう。

病気によるもの

脳や神経、臓器の病気によっても、嘔吐は引き起こされます。頭痛、意識がぼやける、麻痺といった症状と組み合わされた場合には、脳出血が疑われます。緊急措置が必要です。