頻尿の原因
ビールを沢山飲んでトイレが近くなっても、誰も頻尿だとは思いません。水分を多く摂取したから、その分、尿が増えていると解釈するでしょう。水分を多く摂取して、それが外に出なければ、身体に毒になります。水分を多く摂取しているわけではないのに、トイレが近い。これを病的な意識で頻尿と表現しているのですが、決して、それ自体が異常ではありません。水分を外に出さなければいけない事情、膀胱に尿を溜めておけない事情が、そこにはあります。
- 身体の冷え
- 精神の緊張
- 病気によるもの
この3つを、一般的な要因として挙げられます。
身体の冷え
身体の冷えは、一般的に認識されているよりもリスクの高いものです。人間の身体は冷やされる害について、充分に認識しています。冷えを感じると、身体を冷やす水分を外に排出させ、出来るだけ温かい状態を保とうとします。これが頻尿という形で表れます。膀胱に水分が多く溜まる前に、頻繁に外に出しているのです。身体が冷えた時に、トイレが近くなる経験は誰にでもあります。一時的なものですから、これは大きな問題がありません。自覚のない、慢性的な冷えには要注意です。もしも精神的な緊張も実感できる冷えもなく、水分過多でもなければ、この無自覚な慢性的な冷えを疑ってください。
精神の緊張
精神的に緊張すれば、膀胱は収縮します。膀胱に多くの尿を溜めておけないので、小まめに排出しなければなりません。こうした物理的な要因の他にも、排尿時のリラックス効果の要因が考えられます。人間は排尿の際、精神がリラックスするように出来ています。心の緊張を解きほぐす目的で排尿を促しているので、それに身を委ね、息をゆったりと吐ききりながらしてみてください。
その他、病気によるもの
前立腺肥大症、前立腺がん、膀胱炎、腎臓や心臓の病気、子宮筋腫など、病気によって引き起こされる頻尿については、しっかりと病気を治す事が必要です。