発熱は身体の防衛
身体を守ろう・綺麗にしようという働きが発熱です。これをわざわざ下げる必然性はどこにもありません。多くの医者は未だに、発熱を身体の異常かのように扱います。病原菌や異常細胞は、熱に弱いという性質を持っています。逆に高い熱にあると、免疫は力を増します。これを下げてしまえば、病原菌や異常細胞を助け、免疫の邪魔をしているようなものです。高熱は病気が良くなった結果、必要がなくなって下がるものです。それが病気が治ったという一つの目安になります。病気が治ってもいないのに、熱だけを抑え込んでしまっては、何の意味もありません。実際解熱剤を用いた方が、病気の治り自体は遅くなります。
近年SARSが流行し、多くの死亡者を出しました。ところがアメリカではSARSによる死亡者は確認されていません。何か特別な医療を行ったのでしょうか? いえ違います。アメリカでは点滴と酸素吸入といった支持療法を行い、熱を下げる措置は行っていなかったのです。つまり防衛反応である発熱を邪魔しない事で、結果として死亡者が出なかったと評価できます。
解熱を目的とした施術を行った事がありますが、必要最低限の発熱は残ります。40度程度あった場合には、38度5分程度にまで下がるケースが多いです。身体が治ろうとする作用については、妨害できません。(施術者が未熟な場合、気功でも、知らずの内に妨害してしまう場合も有り得ます)