心と身体、生き方の総合気療 東京都荒川区の気功治療院
一義流気功治療院

健康へ導く知恵

自己免疫性疾患 / 膠原病

完治しない難病?

本来は外敵を攻撃する役割である免疫機能が、自分自身の身体を攻撃する病気を「自己免疫性疾患」と呼びます。膠原病という言い方もあります。 リウマチや自己免疫性肝炎などが有名です。原因不明とされ、完治しない難病として認識されています。西洋医学では、病気を「身体の故障」とし て認識しています。

決して身体の故障ではない

しかし正しくは、病気は体内に溜まった毒素を処理するために出てくる物です。そして発熱や炎症などの症状で、毒素を処理、排出します。 人間の身体にとって避けるべきは、機能停止、つまり「死」です。身体は死なないために病気になるのであって、病気のために死ぬわけでは ありません。病気を使ってもどうにもならかなった時に、人間は病の果てに死を迎えるのです。

自己免疫性疾患は、病気を故障として捉える西洋医学においては、「免疫機能の故障」です。イメージとしては、人間の身体という機械で プログラミングにエラーが発生し、攻撃してはいけない自分自身を攻撃し始めているような感じでしょうか。ですから措置としては、免疫機 能を弱めるようにアプローチします。
体内の毒素は、絶えず蓄積されます。これを処理するためには、どこかに集中させる必要があります。これが病気であり、病気とは毒の出 口でもあるのです。自己免疫性疾患の場合は、攻撃対象に毒素が集められている状態なのですが、これが解明できないばかりに短絡的に免疫 機能の狂いと位置づけてしまっています。これでは、完治しなくて当たり前です。治すどころか、身体が良くなろうとしているのを邪魔して いるのですから。

関節リウマチ患者の関節液の白血球を調べた結果、顆粒球とリンパ球では、顆粒球が占める割合が圧倒的であったという検査結果があります。 顆粒球は活性酸素を発生させ、組織を破壊します。発熱や倦怠感、筋肉の痛みと腫れは、破壊された組織の修復に伴う症状です。顆粒球が活性 酸素を発生させるとは言っても、これは毒となる異物を貪食した結果です。免疫機能を落としてしまえば、表面上の症状は落ち着きますが、毒 を溜め込んでしまいます。結果として身体はより深刻な事態に陥りかねません。自己免疫性疾患とは、免疫機能の過剰な反応ではなく、体内毒素 と免疫機能の低下によって引き起こされるものです。その低下した免疫機能の範囲で、懸命に健康であろうとする姿が、この病気の本質です。

改善のために

一度自己免疫性疾患としての症状が重くなってしまえば、根治や改善は簡単ではありません。免疫機能を高めるため、自律神経の働きを健全に保ち、 身体を冷やさないように徹底します。表面的な症状を抑えるのではなく、体内毒素の排出に焦点を強く置き、体質改善に努めます。