S.Tさん 30代女性 鬱病、解離性障害、摂食障害など
施術中に、頭の中にシャーペンの芯があるような、変な感じがしました。頭の中が電気で痺れるような好きではない感覚もありました。時間が少し経つと、物事が考えられるようになりました。知りたいという欲求が出てきて、気功について先生に質問をしました。
気功治療が終わった後は、病院のように薄暗いと思っていた部屋が、実は普通の家のように明るいと気付きました。全体にグレーに見えていた絵が、実は水色や赤といった鮮やかな色があると気付きました。置いてある人形はワラ人形のように見えていましたが、白く線が引いてある人形(経絡人形)であると認識できます。
心が軽く、楽になりました。ありがとうございます。
(口頭でのご報告でしたので、代筆しています)
一義流気功 小池義孝
人間の精神や心は、脳にはありません。精神は見えない形で存在しているエネルギーのようなものです。それが脳という物質を利用して、人間という生命体として精神活動を行っています。ですから精神科医が処方する薬は、肉体として持つ心はコントロールできても、そのエネルギーの本体には届きません。
精神の本体を、私は「精神体」と呼んでいます。精神の問題の殆どは、精神体としての問題です。
精神のエネルギー量は有限です。この患者さんの場合には、エネルギーが分散してしまっていて、今の自分が生きるために利用できる分が少ししか残されていませんでした。エネルギー不足の状態で精神活動をしているので、物事を知覚する能力も低くなっていました。結果として、絵の鮮やかな色、人形の姿などが、認識できていなかったのです。
この状態になった経験のない人には、理解し難いかもしれません。人間は知覚能力が低くなってしまうと、網膜がそれを捉えていても、正確な認識が出来なくなるのです。
分散されていた精神エネルギーが取り戻され、今の自分のために使えるようになった時、知覚能力、思考力、想起力、感情、気力など、全てが底上げされます。
既に通われている親友の女性と一緒に来られたのですが、「ありがとう」と握手をする姿に、私も感動しました。
こちらの話をより深くご理解されたい方は、
一義流 独自の精神気功
心の健康3 エラー/異常反応
どうぞ、こちらの二つの記事にも目をお通しください。