鏡を見たとき、「あれ、左の顔だけたるんでいる?」「右側に比べて左側が老けて見える」と感じたことはありませんか?このような左右差に悩む方は意外と多く、年齢や生活習慣のせいだと思い込んでいる人も少なくありません。しかし、実はそれだけでは説明できない“意外な原因”が存在します。
本記事では、左顔のたるみや張りのなさ、老けて見える現象の本質と、その根本的な解決法について、一義流気功独自の観点から、その真実をお伝えします。
左顔のたるみ・老けの現象とは

一般的に考えられている原因
一般的に「左側の顔だけたるみや老けが目立つ」場合、その原因としてよく挙げられるのは、加齢や紫外線、生活習慣による筋肉の衰え、頬杖や寝る姿勢などの片側への負担、噛み癖や表情筋の使い方の偏りなどです。たとえば「左側を下にして寝る」「左手で頬杖をつく」など、日常の何気ない癖が左顔へのストレスとなり、たるみやシワの進行を早めると説明されます。また、骨格や筋肉の左右差、噛み合わせの違い、歯の治療歴なども、片側だけの老化現象の原因として語られることが多いです。
しかし、こうした一般的な説明には限界があります。なぜなら、同じような生活習慣や癖があっても左右差がほとんど出ない人もいれば、特に偏った癖がないのに左側だけ極端に老けて見える人も少なからず存在するからです。取り敢えずの帳尻は合っているように見えますが、「左顔だけ老ける現象」の本質的な原因を網羅しているとは言えません。実際、紫外線や加齢、生活習慣の影響は顔全体に及ぶはずであり、特定の側だけ極端に老ける現象を十分に説明できていないのです。
このように、一般的な見解は部分的な要素を指摘するにとどまり、「なぜ左側だけが顕著にたるみやすいのか」という根本的な問いには答えきれていません。左顔だけのたるみや老けの現象には、一般論では捉えきれない“より深い原因”が潜んでいます。
左側のたるみ・老け現象は、ここをチェック
人間の脳は、網膜が捉えた像を忠実に捉えていません。先入観やイメージで補整されて、現実とは違った形や色で認識しています。焦点をじっくり合わせて検証していない部分は、イメージと予想で補っているのです。
実際、かなり左右の違いがあるのに、自分では左右均等に近い認識を持っている人も珍しくありません。鏡の前に立って、ご自分の左右の違いを客観的に検証してみてください。
- まずは左側を隠して、右側だけを見る
手や紙などで顔の左半分を隠し、右側だけをじっくり観察します。
「右顔は若々しい?頬やフェイスラインはシャープ?目元はぱっちりしている?」など、右側の印象を覚えておきましょう。 - 次に右側を隠して、左側だけを見る
今度は逆に右半分を隠して、左側だけを見ます。
「左顔は頬が下がっていないか?ほうれい線や口角が下がっていないか?目が小さく、疲れて見えないか?」など、右側と比べてどんな違いがあるかを、まずは感覚的に捉えてください。 - 左右の印象を比べてみる
「左側だけたるみや影が目立つ」「左だけ老けた印象がある」「左右で顔の輪郭や目元の印象が違う」など、気になるポイントがあれば、それが“左顔のたるみ・老け現象”のサインです。
・左頬がふっくら感を失って下がっていないか
・左目の開きが悪く、左右で大きさが違わないか
・左のほうれい線やシワが右より深くなっていないか
この3つの観点で、厚み、高さ、張り、を具体的に比較検証してみてください。気付いていなかった左右の違いが、如実に見えてくるはずです。「なんとなく違和感がある」だけでなく、「どこがどう違うのか」を具体的にチェックすることで、左顔のたるみや老けの程度が明確になります。
鏡だけでなく、スマホで正面から顔写真を撮り、同じように左右を隠して見比べる方法でも成立します。
一般的に、どのように対応しているのか?
顔の左右でたるみや老けの印象に差が出ると、多くの方が「どうすれば改善できるのか」と悩みます。こうした場合、まず試されるのが一般的に広く知られている対処法です。
代表的なのは「表情筋トレーニング」です。顔の筋肉を意識的に動かし鍛えることで、たるみの予防やリフトアップ効果を期待します。左右差が気になる場合は、特に気になる側を重点的に動かすことで、筋肉のバランスを整えようとする人も多いでしょう。
次に、「マッサージ」や「リンパケア」も定番です。指先で顔の筋肉や皮膚を優しくほぐし、血流やリンパの流れを促すことで、むくみやたるみの改善を目指します。ただし、強くこすりすぎると逆効果になるため、丁寧に行うことが大切です。
また「生活習慣の見直し」では、片側だけで噛む癖や頬杖、同じ側を下にして寝るなど、日常の何気ない習慣が左右差の原因になることがあるため、意識して控えることが勧められます。加えて、紫外線対策や保湿などのスキンケアも、肌のハリや弾力を保つうえで欠かせません。
さらに、より即効性を求める場合には、美容クリニックでのヒアルロン酸注射やリフトアップ施術、エステでのフェイシャルケアなど、専門的な施術を受ける選択肢もあります。
このような一般的な対処法は、日々のケアや習慣の改善によって一定の効果が期待できます。
何故、左の顔だけがたるみ、老いるのか?その本質とは?

それでは、この問題の核心に入ります。左顔の劣化は、いったい何が原因なのでしょうか?そこには、医療や解剖学的な見方では、到達し得ない背景があります。
実は、左半身全体が弱い
これまで顔だけの話をしてきましたが、実はこの問題は左半身全体の弱さにあります。体の正中線から左側全体において、筋肉や内臓機能など全てが弱くなっています。顔の張りも筋肉ですから、見た目でたるみ、老けたようになるという事です。
左半身の生命力の弱さは、一義流気功では左右の対比で示しています。深刻な人ですと、右10:左3と7割落ちですが、軽度で右10:左9の1割落ちの人も多くいます。軽度の人は、当然、左半身が弱いという認識もありません。そういった人も含めて、およそ6~7割がこの問題を抱えています。
気のエネルギーと左右差の本質
私たちの身体には「気」と呼ばれる生命エネルギーが流れています。このエネルギーは、左右で均等に存在するとは限らず、片側が弱くなることで、その側の生命力全体が低下します。気の強さは、どれだけ意識を向けているかによって左右されます。たとえば、左側への意識が薄いと、その分だけ左半身の気も弱まり、結果として左側全体が弱くなってしまうのです。
これがこの問題をもたらす、直接的な因果関係です。
精神体と肉体の関係性
ここで「精神体」という概念を紹介します。これは、一般的に「魂」と呼ばれるものとほぼ同じ意味です。私たちの肉体は、この精神体によってコントロールされ、動かされています。よく「魂が人間に生まれ変わる」といった表現がありますが、実際には精神体が自我を保ったまま肉体と関わり、その肉体を操作しているイメージです。たとえるなら、ラジコンカーを操縦している人がラジコンカーそのものになるわけではない、ということと似ています。
生まれつき左半身が弱いのは、肉体そのものの問題ではなく、精神体側に起因しています。
精神体から見た左半身の“ぼやけ”
身体に流れる気の強さは、部位ごとに異なります。そして、その強弱は意識の向け方と密接に関係しています。意識を強く持つほど、その部分の気は強くなり、逆に意識が希薄になると気も弱まります。つまり、気の強さがそのまま生命力の強さに直結しています。
左半身の生命力が生まれつき弱い理由は、精神体が肉体全体を意識する際に、左側だけがはっきりと捉えられず、曖昧になってしまうためです。この“ぼやけ”の程度には個人差があり、軽い人もいれば、かなり強く感じる人もいます。強く感じる分、生命力の弱さも重度になります。
ぼやけの感覚を体験してみる
「精神体」や「魂」と聞いても、実感が湧かない方も多いかもしれません。しかし、実は精神体は非常に身近な存在です。なぜなら、今この文章を読んでいる“あなた自身”がまさに精神体だからです。そのため、精神体から見た左半身のぼやけも、多くの人が体感できるはずです。
ここで簡単な体験をしてみましょう。まず、テレビやスマートフォンの音を消し、静かな環境を作ります。立っていても座っていても構いませんが、できれば仰向けで寝て、体を左右対称にしてください。目を閉じて、まず右膝を意識してみます。右膝の存在がはっきり感じられるはずです。次に、同じように左膝を意識してみてください。
もし左膝を意識しにくかったり、「ぼやけている」「小さく感じる」「遠い」といった感覚があれば、それが精神体が左半身をはっきり捉えられていないサインです。次に、体の他の部位でも左右を比較してみてください。多くの場合、左半身のほうが意識しづらいことに気づくでしょう。
この感覚は、これまで多くの人が体験してきました。左右の気の差が「右10:左7」程度になると、多くの人が自覚できるようです。
一義流気功では、どう改善させるのか?

顔の左側がたるみ、老けたようになる理由は、何なのでしょうか?この本質から、唯一の解決策が導き出されます。
潜在意識から左右差の情報を読み取る
一義流気功の現場では、顔や体の左右差や生命力の偏りを把握する際、潜在意識から情報を引き出します。筋力テストや動作の観察、顔立ちの比較からでも推察はされますが、より正確に情報を把握するためです。その際、生命力の左右バランスを10段階で数値化(例:右10:左7、右10:左5など)し、左右差を正確に把握します。筋力検査や目を閉じて行う感覚の比較も行いますが、それはあくまで潜在意識から得た情報を実感として確認するための補助的な手段です。
精神体の問題の根本原因を解消する
こうして明らかになった左右差の背後には、精神体で共有される原因があります。精神体がなぜ左半身をはっきり認識できないのか――その理由を特定し、解消することが治療の本質です。原因が取り除かれることで、精神体から見た左半身の“ぼやけ”が消え、左右均等に意識を向けられるようになります。この瞬間、生命エネルギーの流れも左右でバランスが取れ、10:10の状態に回復します。(その原因は何なのかについては、技術的な部分でのコアになりますので、こちらの記事では伏せさせてください)
一度の解決で効果は持続、左の顔に張りがもたらされる
この根本的な解決は、一度完了すれば効果が永続します。再発したり、徐々に元に戻るような性質ではありません。ここが本格的な回復のスタートラインとなり、筋肉や内臓などの機能も少しずつ強化されていきます。
その改善の流れの中に、左の顔に張りが出て、右の顔との格差が縮小していく現象が含まれています。
結論、まとめ
一般的には、顔の左右差や片側だけのたるみ・老けの悩みに対して、加齢や生活習慣、筋肉の使い方の偏り、寝る姿勢や頬杖などが主な原因とされ、表情筋トレーニングやマッサージ、生活習慣の見直しといった対処法が行われています。しかし、こうした方法では、多少の効果はあっても根本的な改善には至りません。
一義流気功では、この問題の本質を「左半身全体の生命力の弱さ」があり、その根拠として「精神体が左側を十分に意識できていないこと」と捉えています。この精神体が抱える問題を解決し、左半身の生命力を向上。左半身全体が改善されていく中、左顔の張りも含まれます。
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