裏切り、人間不信のあなたへ。立ち直るための一義流気功のアプローチ

精神問題

裏切りと人間不信に、よく勧められる対処法とその限界

裏切りが「世界観」を変えてしまう

深く信じていた相手に裏切られた瞬間、多くの人は「一人の裏切り」を越えた衝撃を受けます。対象となる個人への怒りや失望に留まらず、人間全般への意識を歪めてしまいます。一定の時間が経過すれば、ショック状態からは抜け出します。

仕事、学校、家庭などの日常も、大きな問題なく送れるようになります。ただ、心の反応は変わっています。表面上の付き合いは出来ても、深くは踏み込めない。以前よりも、過敏に反応を気にする。といった後遺症が、しつこく付きまといます。 

これは、心の防衛反応です。「もう同じ痛みは味わいたくない。信じてまた裏切られるくらいなら、最初から信じなければ安全だ」と、精神の健全性を捨てて逃げている状態です。

多くの人が選ぶ四つの回復アプローチ

では、こうした裏切りや人間不信に直面したとき、人はどのような方法で立て直そうとするのでしょうか。 ここでは、現実によく選ばれている四つの方向性を見ていきます。

① カウンセリングや心理療法で「物語」を語り直す

まず挙げられるのが、カウンセリングや心理療法です。安心できる場で、専門家に出来事や感情を丁寧に語り、自分の物語を組み立て直していきます。​

自分の思いや考えを伝えるには、相手に理解できるよう整理されていなければなりません。この整理の過程で、曖昧だった部分が明確になり、場合によっては盲点で見えていなかった部分が明るみになり、自分自身への理解が深まります。またそれが客観的な視点の獲得につながり、傷ついた自分の心と距離を取れるようになります。

語り直しによって、「あの出来事は、今の自分にどんな影響を残しているのか」が見えてくると、過去が少しずつ“現在進行形の傷”から、“すでに起きた出来事”へと位置づけを変えます。この変化は、心にとって大きな意味を持ちます。

② 認知行動療法などで「思考のレンズ」を調整する

二つ目は、認知行動療法など、思考のパターンを整えるアプローチです。裏切りを経験した後は、「どうせまた裏切られる」、「自分を大切にしてくれる人なんていない」といった考えが、ごく自然に浮かぶようになります。このレンズを通して世界を見ると、目の前の相手がどれほど誠実でも、心のどこかで「きっと裏の顔があるはずだ」と構えてしまいます。 認知行動療法では、「本当にいつもそうなのか」「違う解釈はないか」と問い直し、レンズの歪みを少しずつ調整していきます。

考え方の癖に気づき、「今、自分は偏っている」と認識できるだけでも、心の重さがいくらか軽くなる人もいます。 世界そのものではなく、「世界をどう見ているか」に焦点を当て直す作業です。

③ 本・動画・SNSから「生き方のヒント」を拾い集める

三つ目は、書籍や動画、SNSなどから学びを得る方法です。 自己啓発書や心理系の本、体験談のブログ、動画配信などを通じて、「手放し」「許し」「自分軸」といった概念に触れる人が増えています。​似た経験をした人の言葉に出会い、「自分だけではなかった」と感じて救われる場面もあります。また、「この人間不信から抜け出せるのでは?」と、微かな手応えを得る方もいます。

こうした自己流の学びは、入口のハードルも低く、手軽に始められます。今、あなたがこの文章をご覧になっているのも、その一環かもしれません。

④ 時間と環境の変化に身をゆだねる

四つ目は、環境を変えながら、時間の経過に身をゆだねる方向性です。 裏切った相手と距離を置き、職場を変え、住む場所を変え、新しい人間関係を築いていくうちに、少しずつ感情の強さが和らいでいく人もいます。過去を連想させる場面が減るほど、痛みが再生される頻度も減ります。何年もかけて、「あの頃の自分」と今の自分の間に距離ができると、裏切りの記憶は日常を支配する中心から、心の片隅へと移動していきます。

心にも自然治癒機能があります。それが正常に機能していれば、時間が経過するだけで問題は改善されます。ただ、「時間が経てば必ず癒える」と言い切れないケースがある、という現実も忘れられません。

それでも心の奥に残る「固まり」

ここまでの方法で、日常生活がある程度回るようになる人は多くいます。 仕事に行き、人と会話を交わし、笑う場面も増え、表面的には「以前の自分」に近づいたように見えます。

それでも、ふとした瞬間に顔を出す感覚があります。 新しい人間関係が始まりかける時、不意に胸の奥が冷たく固まる。相手の何気ない一言が、昔の出来事を連想させ、その夜は眠りが浅くなる。頭では「この人はあの人とは違う」と理解しているのに、体はそう認識してくれず、静かな緊張が抜けない。

この「頭の理解」と「体の反応」のズレが、長く続く生きづらさの核です。カウンセリングや思考の調整で物語やレンズが整っても、体側が「危険信号」を鳴らし続けている状態です。

心の傷と体の記憶

後述しますが、人間の精神には二つの軸が存在します。高度な知性を持つ「これが自分である」と認識している自分自身、肉体の欲求と反射的な感情と思考回路です。後者を「肉体の本能」と言い換えても差し障りありません。分かりやすくするために、前者を「理性」、後者を「本能」と表現します。

理性は、高い知能を有しています。物事の因果関係を高度に理解し、推測も立てられます。ですから理性では、自分が裏切られた経験をしても、その一人だけの話であると知っています。他の人は他の人なので、また別の話です。ところが本能には、そんな高度な理解はできません。「人間」+「裏切られた」、「異性」+「裏切られた」くらいの単純な構造で痛みがインプットされ、人間というだけで、異性というだけで、あるいは大人とか、外国人とか、そういった大雑把な括りで反応します。

ここで少し話が難しく複雑になるのですが、「狂った本能」と「理性」との力関係によって問題の性質が大きく変わります。本能の痛みが強く激しいほど、理性も巻き込まれて狂わされます。「頭では解っている」ではなく、頭でも解っていない本能と同調しておかしくされるケースもあります。

次の章では、この複雑な問題に対して、一義流気功がどう対応するのかをお伝えします。

一義流気功では、裏切られた人間不信にどう対応するのか?

それでは一義流気功(東京都荒川区)では、裏切られた人間不信に陥っている人に、どう対応するのでしょうか?トラウマと心の毒、本能と理性との切り離しが重要なポイントになります。

心の毒とトラウマ

精神的苦痛も、気の一種

気功の気とは、精神活動によってゼロから生み出されるエネルギーです。意図する、思う、感情が動く、など全ての精神活動は、この気を生み出す作業です。

言語の世界でも、気分、気持ち、元気、やる気、陰気、陽気、乗り気、気が長い、気がはやい、気が沈む、気が滅入る、気が弾む、気が晴れる、など精神活動を表しています。エネルギー療法やワークとしての「気功」と、精神活動での「気」が、言語世界で違和感なく受け入れられて使用されているのは、潜在意識ではこの本質を知っているからです。

その中で、辛い、苦しい、といった精神的苦痛もまた生み出された気の一種です。一義流気功では「心の毒」と呼びます。これはエネルギー、物質なので、増えれば溜まり、処理されて消えれば減ります。

トラウマとは、「記憶領域 + 心の毒」

トラウマは、「記憶領域 + 心の毒」で構成されています。心の毒は、今の自分自身が抱えている精神的苦痛です。ですから出来事が過去であっても、苦痛は今現在のものです。過去の記憶で今の自分が苦しむトラウマの構造が、ここにあります。

精神的苦痛は、理性(区別する能力)を濁らせます。苦痛を和らげようと、あえてぼやかして心を守るためです。ここに「分かっていても、心が怯える」という現象の理由があります。

これが、トラウマが解消されるイメージです。

「記憶領域 + 心の毒」 ー 「心の毒」 = 「記憶領域」

となれば、それはもう単なる過去の記憶です。今の自分は精神的苦痛を抱えていないので、何かで思い出しても苦しめられません。裏切られた記憶とそこにある苦痛が、単なる記憶に変わる。こうなって初めて、あなたは裏切られた事実から自由になれます。

異常反応の解体と心の毒の減少

このトラウマに対して、一義流気功では特別なアプローチを行います。『異常反応の解体』が、どうしても抜け出せないトラウマに対応する極めて重要な鍵になります。

異常反応とは、潜在意識にある不合理な恐怖心で、胎児から二才に形成されます。異常反応をここで多く抱えるほど、心の毒を溜め込みやすく、消えにくくなります。何年もトラウマが残り、薄まる気配すらない。薄くなったと思ったら、気付けば復活している。といったケースでは、ほぼ必ず異常反応が関わっています。

異常反応を解体することで、心の毒は初めてクリアになります。イメージとしては、下記のイラストを参考になさってください。異常反応という根っこの上に、トラウマの大樹があります。異常反応から心の毒が供給され続けるので、トラウマの樹は元気に生い茂っています。ここで異常反応を解体し、根っこを切断します。心の毒が送り込まれなくなったトラウマの樹は、やがて枯れてしまいます。

肉体の本能による恐怖

理性と本能、二つの精神軸

人間の精神には、理性と本能、二つの軸があります。理性は人間としての高い知能を持ち、高度に物事を分析できます。一方、本能は原始的な知能しか持ち合わせていません。ごく簡単な因果関係は把握しますが、遠いものや細かいものは理解できません。

ここにも、「分かっていても、心が怯える」があります。トラウマの解消によって理性が回復すれば、それだけでも今の自分は苦痛から解放されています。けれどもまだ本能による怯えは、別のものとして残されています。

「裏切られた」は、命の危機

群れを形成する生き物は、それによって生存の可能性を高めています。群れから外れてしまえば、命が危ぶまれます。人間の本能にも、このインプットがあります。ただ人間社会においては、群れといっても様々です。国、地域、企業、学校、クラブやサークル、家族、友人など。この中で現実に命の危機に陥るのは、国と幼少期での家族くらいでしょうか。まあ日本で普通に暮らしている分には、国籍剥奪という事態は起こり得ません。

社会という群れの本質は、協力です。互いに協力しあって生存する確率を上げています。ここで「裏切り」があれば、その本質に逆行します。特に、強く信頼を置いていた相手からの裏切りは、生存する確率を大きく下げるものと受け取られます。

そこで肉体の本能は、パニックを起こします。パニックは理性を巻き込み、トラウマの形成と相まって、人間不信という形で尾を引きます。

理性と本能を切り離す

肉体の本能は、裏切りを命の危機と捉えます。そして理性を巻き込んでパニックを起こします。一義流気功は、この問題を解決するために、肉体の本能と理性を切り離す治療を行います。

すると、裏切りは大きく意味を変えます。そこから「命の危機」という要素が大きく取り除かれ、理性はより冷静に事実を検証できるようになります。よりスムーズに、人間不信から回復できる足場が固まります。

潜在意識から情報を引き出す

心の毒、トラウマ、認知の歪み、本能の怯え、何がその人にとって問題となっているのか、潜在意識から情報を引き出します。潜在意識とは、自分では認識できない領域ですが、そこには自身の心への完全な情報があります。

潜在意識から正確な情報を得ることで、一義流気功では、個別の状況に合わせた適切な対応が可能になっています。

まとめ、結論

多くの場合、裏切りの痛みは、時間や環境の変化、カウンセリングや認知行動療法などによって、日常生活を送れる程度には和らいでいきます。ただ表面上での回復の陰で、「頭では分かっているのに、体が怯える」といったズレが残り続けるケースも、少なくありません。理性のレベルでは「これはあの人とは違う」と理解していても、本能は「人間=危険」「信頼=命の危機」といった粗い結びつきを維持したまま、警報を鳴らし続けてしまうのです。ここに、人間不信が長期化する核があります。

一義流気功は、このズレの背景にある「心の毒」と「異常反応」に焦点を当てます。トラウマを「記憶領域+心の毒」と本質を捉え、根元にある異常反応を解体することで、心の毒の供給を断ち、記憶を「今も自分を傷つけるもの」から「ただの過去」へと位置づけ直していきます。同時に、肉体の本能と理性を切り離すことで、「裏切り=命の危機」という過剰な意味づけを弱め、理性が冷静に現実を検証できる足場を整えます。

裏切られた事実そのものは消えませんが、その記憶に縛られずに人を信じる可能性を取り戻していくこと――それこそが、ここで目指す「回復」の形です。

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