『異常反応の解体』:一義流気功、独自の治療法を解説します。

精神問題

異常反応とは何か?

異常反応のイメージ図

多くの精神疾患の背景にあるもの

うつ病、躁うつ病、不安症、パニック障害、ノイローゼ、統合失調症、依存症など、精神疾患とされる症状・状態は多岐に渡っています。カテゴリーに分けて160、そこから先の分岐を全てカウントすれば数百種類の精神疾患が存在します。

それぞれ症状も状態も異なりますが、多くのケースで、突き詰めれば一つの問題に到達します。それが潜在意識の『異常反応』です。

精神疾患未満の問題

精神疾患は、なぜ精神疾患なのでしょうか。それは通常ある姿から大きく逸脱して、実害をもたらすからです。ですから何か悪い出来事があって落ち込むのは、当たり前の姿なので病気として扱われません。けれども常識では小さい些細な出来事で、常軌を逸して落ち込むのであれば、何らかの診断名が付くかもしれません。常軌を逸してという程ではないけれど、平均よりは落ち込みやすい程度だったら、そういう性格として扱われるでしょう。このように、精神疾患とは位置付けられない小さな問題を、誰しもが抱えています。「異常だけれど、病気扱いするほど異常ではない」ですね。

心配性、内向的、自虐的、他罰的、人付き合いが苦手、人前で緊張する、怒りっぽい、こだわりが強い、など、挙げればキリがありません。こうした精神疾患と扱われない問題の背景には、やはり多くのケースで異常反応が絡んでいます。

潜在意識にある不合理な恐怖心

異常反応は、潜在意識にある不合理な恐怖心です。恐怖は、危険を回避する機能です。けれども異常反応の世界では、その判別に誤りがあります。危険でない対象を恐怖する。だから、不合理な恐怖心です。

胎児~二才で形成される

異常反応が生み出される時期は、胎児を含めた幼少期です。個人差はありますが、おおよそ二才までで、以降は新しく作られません。その時点で決定された異常反応は固定され、生涯、増減しません。

肉体的苦痛によって、理性が機能不全を起こす

理性とは、区別する能力です。A、B、Cという要素があった時、それぞれを区別するのが理性です。理性が狂うと、このA、B、Cがごっちゃになって区別がつかない状態になります。狂った人が支離滅裂な発言をするのは、理性が損なわれているからです。

異常反応は、肉体的苦痛によって理性が機能不全を起こし、生み出されます。例えば、生後半年でタンスの上から人形が落ちて頭にぶつかったとします。この時、正しく理性が働いていたなら、「落下物は危険」となります。けれども肉体的苦痛によって、この瞬間は理性が正常に働いていません。知覚できるもの全てが痛みと繋がり、ごちゃごちゃになってインプットされます。A、B、Cの区別がついていない状態です。

するとそこでは、例えば、見えている天井、照明器具、テレビから聞こえてくる笑い声、エアコンの作動音、蒸し暑さ、魚の焼ける匂い、などが知覚されています。そこに肉体的苦痛がつながり、因果関係を無視して「〇〇は危険だ」と認識されるのです。〇〇には、それぞれ「見えている天井」、「照明器具」、など全てが入ります。

これが、異常反応の本質です。ぶつかって痛い、転んで痛い、足をくじいて痛い、ぶたれて痛い、発熱してつらい、といった肉体的苦痛によって理性が機能不全、周辺情報を巻き込んで異常反応化します。

異常反応によって、人はどう追い詰められて行くのか?

トラウマを強化する

心の毒(精神的苦痛)を潜在意識で生み出し続ける

異常反応は、潜在意識の不合理な恐怖心でした。当たり前に日常にある様々なものを知覚しては恐怖し、苦痛が再現され、心の毒を生み出し続けています。

心の毒は、気という物質である

人間は、精神活動によってゼロから気というエネルギーを生み出します。思う、意図する、感情が動く、などあらゆる精神活動は、気を生み出す作業です。苦しい、辛い、といった精神的苦痛もその一種です。心の毒はエネルギーで物質で、精神領域内で増減します。

「記憶領域」+「心の毒」=「トラウマ」

思い出すと苦しく辛くなる過去の記憶、これがトラウマです。トラウマは「記憶領域」+「心の毒」で表せます。記憶領域は、過去の出来事です。そこに心の毒が含まれています。その出来事が起こったのは過去でも、心の毒は今現在、自分が持っているものです。だから思い出した時、今の自分が辛くなります。

心の毒が増える > 心の毒が処理されて消える

何か嫌なつらい出来事がある度、異常反応の刺激される度、心の毒は生み出されます。それに対して、精神にはそれを処理して減らす心の自然治癒機能が備わっています。これが健全に働き「心の毒が増える < 心の毒が処理されて消える」であれば、精神は正常を保てます。一時的に追い込まれはしても、その状況から抜け出しさえすれば、自然治癒されて立ち直ります。

ところがここで異常反応が大きいと、自然治癒機能が追いつかなくなり、心の毒が蓄積されていきます。異常反応は、記憶領域に心の毒を送り込む存在。だから異常反応が大きいほどトラウマは消えなくなり、場合によっては悪化さえし、精神を追い詰めるのです。

多くの精神疾患の温床となる

抱え込む心の毒を増やすに連れ、精神疾患のリスクが上がります。例えば、精神的苦痛に壊されないように感覚を麻痺させれば、うつ病と診断される状態になります。精神的苦痛に翻弄されて取り乱せば、パニック発作。精神的苦痛を和らげるために部分的な麻痺を増やし、正常な知性を発揮できなくなれば統合失調症。といった具合です。

体力を削る

精神体(魂のような概念)は、ゼロから気という精神エネルギーを生み出しています。その総量から、肉体、感情、精神力、認知、知性などに割り振り、人間としての活動があります。異常反応はその精神エネルギーを、何の役にも立たない有害な狂気に変換します。これにより、全ての項目に十分な気を配分できなくなります。

そこで精神体は、配分調整をして何とか全体のバランスを取ろうとします。この時に犠牲になりやすいのが、体力です。あくまでも配分調整なので、日常生活に支障を来たすような不足ではありません。頑張りが利かない、一日の終わりには強い疲労感がある、といった程度で、多くは異常とは認識されないレベルです。

視野が狭く、色が薄く、立体感に乏しくなる

見た目の世界も、バランス配分でよく犠牲にされます。網膜で捉えた光を像として認識して、人間は「見えている」状態になります。この像として認識する段階で、精神エネルギーを使います。ここが不足すると、認識できる範囲が小さくなり、色がくすみ、平坦に世界が見えるようになります。

異常反応のパーセンテージ

異常反応の勢力は、潜在意識を占有する割合で数値化されています。以下、その目安をお伝えします。個々の置かれている状況や性格によって多少のズレは生じますが、おおよそ平均的な傾向として捉えてください。

勢力精神状態
0%ほんの少しでもあれば1%にカウントするので、まず出合いません。異常反応の解体を行った人だけが完全な0%になります。
1~5%もっとも多くの人がいるボリュームゾーンです。ほとんどの場面で、休息や気分転換で回復できます。仮にうつ病になったとしても、休めば問題なく回復できます。
6~10%1~5%に比較するとやや不安定ですが、まだ休息や気分転換でほとんどを回復できます。
11~15%深刻ではない精神的な問題を複数、抱えています。トラウマによって苦手なものや理性の狂いが生じますが、まだ明らかに健全な理性が勝っています。多くの場合、本人にとって問題と認識されるレベルでありません。
16~20%異常反応の勢力が大きくなり、部分的に健全な理性を脅かします。この辺りの数値から、休息や気分転換では間に合わない場面が増えて来ます。環境、考え方・価値観の重要性が増してきます。
21~25%日常生活に支障を来たす傾向が強くなります。精神的な不安定さが目立つようになり、理性の狂いを精神力で押さえつけるのが困難になります。ただまだ全体としては健全な理性が勝っているので、かなりの生き難さは感じても、何とか折り合いをつけられるラインです。
26~30%精神的により不安定さが目立つようになり、全体としては健全な理性と拮抗するラインです。うつ病などの精神疾患リスクも、この辺りから高くなります。
31~35%何度か精神疾患を経験していて当たり前のラインです。異常反応の勢力が健全な理性を明らかに上回り、精神状態で折り合いをつけるのは不可能になります。ただ何が正しく何が間違っているかの判断能力が残されていれば、行動面での正気は保てます。社会生活に外見上で溶け込めるギリギリです。
36%~何らかの深刻な精神的問題を抱えていて、当たり前のラインです。ここから先は、精神状態はもちろん、行動面においても自助努力でどうにかなるレベルではありません。

異常反応を解体する

消えるトラウマ

異常反応と連結された心の毒は、自然治癒不能になります。抱えたトラウマ色濃く残り続け、決して消えてくれません。常に異常反応から心の毒が送り込まれ、「心の自然治癒能力 < 心の毒の生産」という図式になっているからです。異常反応を解体することで、「心の自然治癒能力 > 心の毒の生産」と覆ります。

心の毒を失ったトラウマは、単なる記憶に変わります。思い出しても、今の自分は辛くならない。遠い過去の出来事に思えて、動揺しなくなる。となり、いつの間にかトラウマが消えてしまいます。

「記憶領域」+「心の毒」 → 「記憶領域」、これがトラウマが消える構図です。

異常反応をゼロにするのに、必要な治療回数

30%までであれば、ほとんどのケースで1回の治療でゼロになります。それを超えた数値になると、稀に2回の治療が必要になります。

一回で収まらないケースは、異常反応の数値の高さというより、抱えている心の毒の大きさの問題です。異常反応が解体されると理性が回復し、感覚が蘇ります。すると心の毒もより感じられるようになるため、大きいケースではあえてゼロにしません。莫大な異常反応であるほど心の毒を多く抱えている傾向から、30%を超えると2回に分かれる場合があります。

トラウマが消える以外の、解体後の変化

体力が上がる

大量の異常反応は、精神エネルギーを浪費しています。その少ない精神エネルギーから配分を調整する際、「体力」はよく犠牲になります。異常反応の解体後、「疲れにくい」「回復が早い」といった実感を、多くの方が持たれています。

大きな異常反応の持ち主は、「根を詰めて頑張った反動で1週間は使い物にならない」といった現象が起こります。こうしたレベルの頑張りを、日常的に継続できるようになります。

見えている世界が広く鮮やかになる

見えている世界は、網膜が捉えた光を認識して成立しています。この認識の段階で精神エネルギーを使用しており、体力と同様に犠牲になりやすい項目です。解体後は、視界が「広くなった」「明るくなった」「色が鮮やかになった」と、多くの方がその場ですぐに実感されます。

複数の音を認識できる

これは体力と視野に比べると実感される方が少ないのですが、確実に起こっている変化です。鼓膜が捉えた振動が音ですが、人間はその認識を無意識に選択しています。解体後はその選択を多く取れるようになり、以前では聞こえてこなかった(認識していなかった)音が聞こえてくるようになります。

ダークな芸術に、芸術的価値を感じなくなる

芸術が芸術であるためには、2つの要素が不可欠です。「何だかよく解らない」+「心の奥底が動かされる」です。絵、映像、音楽、物語などに反応していたのは、実は異常反応を柱とする別人格です。異常反応がなくなると、ダークなものに感応する領域がなくなり、何も感じなくなってしまいます。以前であれば、深く魅了されていた絵であっても、「暗い絵だな」といった単調な感想になります。

過去の自分を、感覚的に自分だと認識しなくなる

過去の自分を振り返った時、人は何を基準にそれを自分だと捉えるのでしょうか。勿論、一つには記憶の連続性です。これは単なる事実認識です。それとは別に、感覚の部分もあります。異常反応を解体してしばらく経過すると、感覚的に過去の自分を自分だと認識しなくなります。心の反応が、根底から塗り替わって改善されたからです。

人間、どれだけ人生経験を積んで、大きな変化を成し遂げようとも根っこは同じです。極端な話、悪逆非道の限りを尽くした極悪人が、宗教か何かを通じて人並み外れた善人になったとしても、根っこは変わっていないんです。そこにあるのは、同じ人間が、その時にどういう精神状態であったかの違いです。ですからこの人が極悪非道時代の過去を振り返っても、感覚的に自分であると認識できます。

ところが異常反応の解体後は、そこが覆ります。異常反応は人格を形成する大きな柱で、その柱が綺麗に消えてしまっています。すると過去の自分を振り返っても、それが自分だと感覚的に思えなくなります。

抑制されていた能力が向上する

大きな異常反応は、能力の成長を阻害しています。解体後はその制御が外れ、改めて成長が開始されます。話を聞く理解力が上がった、暗算ができるようになった、絵が上手くなった、など、特に訓練もしていないのに気付けば上がっているという現象が起こっています。

人間の幅が広がる

大きな異常反応を抱えて生きてきた人がゼロになると、その両方を知っている極めて稀な存在になります。不安定で病んだ人の心情も、安定して健全な人の心情も、両方の極端を机上の知識ではなく、経験して知っている人になります。

異常反応を解体するには?

異常反応の解体は、初回の本格療法で行っております。来院治療、遠隔治療とも対応しています。


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